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おてぷり通信(11月1日号)
vol.7 <お天気プリンセス:tika> 一覧はこちら
 氷河を見て思うコト
寒くなってきましたね。
あちこちで初冠雪の便りが聞こえていますが、
みなさんは今シーズン、もう雪をみましたか?

まだ見ていない人のために、ちょっとだけ冬を先取り。
今日は私を魅了しつづける氷河のお話をしましょう。
 水に浮くスキーヤー?
あら、どこかで見た写真ですね。

スキー板の下には雪があり、そのまた更に下には大昔の雪の固まったぶ厚〜い氷があり、谷底の地面ははるか下にあるんです。
冬に積もった雪が溶けきれず翌冬まで残って、その上には毎年新しい雪が更に積もっていきます。下のほうの古い雪はつぶされて厚い氷になります。このようにどんどん積み重なるけど、この氷は実は変形しながらゆっくりと谷を下へ下へと滑り降りているのです。そうです、これが氷河です。

ここは、氷河バレーブランシュ(フランス語で「白い谷」)。今年70歳でエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さん、そして99歳のお父さん敬三さん、息子の雄大さん、三代が滑走したことで話題になった有名な氷河です。ヨーロッパアルプス最高峰モンブランのすぐ近く、富士山より高い山エギュー・ド・ミディ(3842m)頂上直下から、氷河を滑り降りるコースで撮られたスナップでした。
 美しい氷河の歩き方
表面は雪に覆われていても、そのしたに氷の割れ目クレパスが、あちこちで隠れて口をあけているので、滑る人は山岳ガイドさんに案内してもらいましょう。氷河スキーをやらない人も、ロープウェイで頂上まで行って、眼下に氷河を眺めることもできますよ。

しかし、標高差は3000m近くあり、周囲を雪に囲まれているので、夏でも氷点下になることもしばしばです。寒さ対策は万全に。また太陽から届く光や反射光も大変強いので、サングラス等も忘れずに。

私が海外をフラフラするようになったきっかけをくれたのも、初めて出会った氷河でした。
同じ地球にこんな美しいものがあったのかと圧倒され、以来、氷河を求めて旅をしたものでした。でも、氷河は高山や、極付近から赤道付近にまで(大昔は日本にも)、いろんなところにあるんですね、まだまだ見たことのない氷河だらけです。
 氷河は小さくなっている…
私の見てきた氷河(見に行きやすい氷河だけですが)は、現在縮小しています。

麓からみると氷河の先端が後退しているように見えます。氷河の氷自体は下方へ前進してますが、麓で氷河先端が溶ける速さのほうが大きいのです。それらの氷河を再び訪れて、小さくなった様を見るのが恐いです。

これらの氷河の縮小は、温暖化の影響だといわれています。
氷河がただ縮小するだけでなくて、氷河が溶けてなくなって出来た窪地に水が溜まり、氷河湖を形成するものもあります。もし規模の大きな氷河湖が決壊すると、下流の村々に大洪水をもたらす危険性があるのです。

その脅威にさらされ戦う人々を描いたドキュメンタリー番組を見終わったあと、TVのスイッチだけでなく要らない電気を全て消したものです。
遠い海の向こうに生きる人々、美しい自然を思い、ほんの小さな心がけを持つ。
こんなことも毎日の生活や心を少し豊かにするものかも知れません。
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