INDEX->観測の昔と今
次のページへ

観測の昔

太古より、人類の夢は未来の天気を知ることでした。
人々は空を見上げ、雲の流れを知り、雨がどのくらい降るかを予想し、どんな風が吹くかを知ろうとしました。
インドで紀元前4世紀に出された本の中には、インド各地で雨量計を使って雨量を測定したとの記録が残っています。
また、ギリシャのアテネにある、紀元前2世紀頃に造られた塔では、風の向きを観測していたようです。
人類は毎日の生活の知恵から、こうした観測が精度の高い天気予報につながることをちゃんと知っていたのです。

UP

観測の今

今は、科学の進歩によりあらゆる方法で観測が行われています。
陸では、地上気象観測、地域気象観測、レーダー気象観測。
海では、海上気象観測。
空では、航空気象観測と気球やロケットを使った高層気象観測。
さらに宇宙からは、気象衛星による観測で、地球全体の雲の様子を知ることができます。

地域気象観測は、アメダスともよばれ、テレビの天気予報ではおなじみとなっています。
レーダー気象観測は、観測地点の少ない海上から近づく雨雲を観測できますので、大雨や集中豪雨の時にはその威力を最大限に発揮します。

海上気象観測は、気象庁に所属する海洋気象観測船のほかに、民間の船舶からも情報が送られてきます。
また、海洋気象ブイロボットとよばれる観測機器は、陸に比べて極端に少ない海上の観測に役立っています。

高層気象観測は、全国18か所で気球を使った観測を行い、岩手県三陸町綾里では、全国で1か所だけ小型ロケットを使って高度約60kmまでの観測を行っています。
空の観測は、航空気象観測といって民間の航空機でも行われており、高層気象観測のほかに大気の立体構造を知るために欠かせない情報です。

気象衛星による観測は、1977年7月18日に赤道上空の軌道に乗ったひまわり1号からはじまり、2000年6月現在、5代目がその重要な役割を引き継いでいます。
衛星では地球のほぼ4分の1の範囲を観測できますので、甚大な災害をもたらす台風の発生を早い段階で知ることができるなど大変便利です。
また世界の気象衛星を使えば、地球全体を見渡すことができるのです。

このように、大気の今の状態を知るための観測の技術は、昔と比べて大きく進歩しました。
この結果、未来の天気を知るための方法も目覚ましい進歩をとげています。


次のページへ | UP


"Your Weather Station" e-tenki.net
(C)2000 Space Shower Networks, Inc. All Rights Reserved